夫婦岩から間から拝む感動的な御来光。
太陽の輝きにより刻一刻と変化する空と海。
そして遥か彼方に霊峰富士の御姿が浮かびあがる。
そのような絵になる光景を目の当たりに出来るのが、夏至を中心にした二見浦の醍醐味。
確実に撮影するには、まず天気予報の確認を。
伊勢志摩地方だけでなく、静岡県の予報も調べるのが大事。
雨が降ったり風の強いその翌日は空気の澄んだ好天気が期待できる。
事前にカメラの三脚等での場所の確保は出来ないので、撮影当日、早くに来社するのが重要。
夏至の当日は祭典もあり、人で境内が混雑するが、その前後一週間でも十分に富士山と重なり、太陽と撮影することが可能です。
境内富士見橋の擬宝珠(海に向かって右から2番目)周辺が日の出をねらう絶好の場所であり、夏至を中心に前後1週間頃は特に、報道陣、アマチュアカメラマンが多く訪れます。
夏至の太陽が顔を現すのは午前4時30分頃。御来光前には金色に染まる海と、太陽の上昇と共に真っ赤に染まる空が楽しめる。
ただし、夏至の頃は梅雨期なので、雨に降られることが多い。
富士見橋からのレンズは焦点距離100ミリ前後。
日の出の露光を計るには、多分割測光のカメラだと画面内をエリア分割するので自動で適正露出に補正してくれます。
しかし、写真の仕上がりがわからないという欠点があります。
中央部重点平均測光のカメラは太陽の強い光源を測光してしまうので、アンダーの仕上がりになります。
ひと絞り上げて、オーバー気味に度数の補正を行うとよいでしょう。
懐中電灯・携帯ラジオ
1月 | 6:50頃 | ||
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2月1日 | 6:50頃 | 15日 | 6:40頃 |
3月1日 | 6:30頃 | 15日 | 6:10頃 |
4月1日 | 5:50頃 | 15日 | 5:30頃 |
5月1日 | 5:00頃 | 15日 | 5:00頃 |
6月1日 | 4:45頃 | 夏至21日 | 4:40頃 |
7月1日 | 4:40頃 | 15日 | 4:50頃 |
8月1日 | 5:10頃 | 15日 | 5:10頃 |
9月1日 | 5:30頃 | 15日 | 5:40頃 |
10月1日 | 5:45頃 | 15日 | 6:00頃 |
11月1日 | 6:15頃 | 15日 | 6:20頃 |
12月1日 | 6:30頃 | 15日 | 6:40頃 |
毎年、10月~1月の満月の頃、それぞれ前後4日程の間は夫婦岩の間に満月を拝むことが出来ます。
4ヶ月間、計16日程ですが、日が暮れるころには、多くの満月を拝む参拝者で賑わいます。
夏至は日の出、冬場は満月と神秘的な光景は、まさに神様の贈りものであり、神人一体の極致を体感されることをお祈り申し上げます。